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葉酸サプリはいつまで飲む?妊娠中や産後もずっと飲むべき?厚生労働省の見解も!

葉酸サプリはいつまで飲む?妊娠中や産後もずっと飲むべき?厚生労働省の見解も!

 

「妊活中や妊娠中は葉酸サプリを飲んだ方が良いのは分かったけど、実際いつまで飲み続ければ良いのだろう」

「そもそも、葉酸はどのくらい摂取しないといけないの?」

 

こんな風に考える人は多いのではないでしょうか。

そこで、今回の記事は葉酸サプリはいつまで飲むべきなのかを解説します。

 

妊娠中に葉酸が不足してしまうと色々な悪影響が出てくることが知られています。

では、出産後も飲み続ける必要はあるのでしょうか。

 

また、葉酸を摂取しすぎるのも良くないといわれています。

葉酸を摂りすぎるとどうなってしまうのかも合わせて説明します。

 

厚生労働省の葉酸摂取に関する見解も紹介しますので、ぜひ参考にしてください。

妊活中の人や妊娠中で葉酸の重要性を理解している人はもちろん、出産後も葉酸サプリを摂取している人も、摂取をやめるべきか悩んでいる人も、ぜひ最後までお読みください!

 

目次

葉酸サプリはいつまで飲む?妊娠中や産後もずっと飲むべき?厚生労働省の見解も解説

葉酸サプリはいつまで飲む?妊娠中や産後もずっと飲むべき?厚生労働省の見解も解説

 

では、葉酸サプリはいつまで飲むべきなのでしょうか。

ここからは、妊娠中や産後も継続して葉酸サプリを摂取する重要性について解説していきます。

 

厚生労働省の葉酸摂取に関する見解も紹介しますので、葉酸サプリをいつまで摂取するべきかを悩んでいる人はぜひ参考にしてください!

 

葉酸はいつから飲み始めるのが適切?

 

まず、葉酸サプリを積極的に摂取するのはいつごろからが良いのでしょうか。

そもそも、葉酸は不足すると貧血などを引き起こすため、普段から摂取すべきです。

 

ただし、普段の必要量であれば食事からでも十分可能な量です。

ただし、葉酸は胎児の成長に重要な役割を果たしていますので、葉酸サプリは妊娠中は摂取すべきでしょう。

 

妊活中や妊娠期は意識的に摂取量を増やす必要があります。

しかしながら、妊娠に気づくのは妊娠後4〜6週であることが多いです。

 

そのため、妊娠してから葉酸を取るよりも、妊娠に向けて活動していくと決めた時から摂取しておいた方が良いのではないでしょうか。

パートナーと話し合い妊娠に向けて活動していくときに葉酸サプリで摂取を始めると良いでしょう。

 

葉酸サプリは一般的にはいつまで飲むもの?

葉酸サプリは一般的にはいつまで飲むもの?

 

では、葉酸サプリは出産後は摂取する必要はないのでしょうか。

赤ちゃんは生まれた後も、成長していくのには葉酸が必要となります。

 

赤ちゃんの栄養補給はママからの授乳に頼ることになりますので、母乳中に葉酸を含ませるために、出産後も葉酸サプリを摂取することは大切です。

出産後も授乳している間は葉酸サプリを摂取しておくほうが良いのではないでしょうか。

 

葉酸サプリをいつまで飲むかは医師によっても意見が分かれる

 

しかしながら、葉酸サプリをいつまで飲むべきかは、医師によっても意見が分かれることも事実です。

葉酸は妊娠初期の胎児の発育において重要な役割を果たします。

 

妊娠中期以降になれば、胎児の重要な器官の形成も完了していくこともあり、葉酸をそこまで積極的に摂取する必要はないのではないか、と主張する医師もいます。

このように「妊娠初期を過ぎれば飲まなくていい」という医師や、「妊娠出来たらもう葉酸は必要ない」という医師さえいます。

 

「葉酸サプリはそのまま飲み続けて問題なし。」という医師もいれば、「授乳が終わるまでは葉酸サプリを摂取すべき」という医師もいます。

このように、医師によって葉酸サプリの摂取時期については全く異なる見解といえるのではないでしょうか。

 

葉酸の摂取に関する厚生労働省の見解は?

葉酸の摂取に関する厚生労働省の見解は?

 

では、いったい葉酸サプリの摂取に関しては、どの見解が正しいのでしょうか。

ここで、厚生労働省が出している指針「妊娠前からはじめる妊産婦のための食生活指針 ~妊娠前から、健康なからだづくりを〜」を確認していきます。

 

妊娠期前後の食生活について厚生労働省が定めている指針です。

この指針には、葉酸摂取についての厚生労働省の見解も記載されています。

 

厚生労働省は「葉酸」に対して、妊活から妊娠中、そして妊娠後、授乳中も摂取すべき栄養素であると発表しています。

つまり、国の見解として、葉酸は妊娠初期だけでなく授乳中も摂取すべきと定義しているのです。

 

以上のことから、葉酸サプリは授乳中も摂取する方が良いということがわかります。

 

時期によって異なる!葉酸の役割や摂取するメリット

時期によって異なる!葉酸の役割や摂取するメリット

 

ここまでで、葉酸は妊娠前から授乳中まで積極的に摂取しなければならない栄養素であることがわかりました。

では、葉酸にはいったいどのような役割があるのでしょうか。

 

また、葉酸を摂取するメリットについても紹介しますので、葉酸について詳しく知っておきたいという人はぜひ参考にしてください!

 

妊娠前の葉酸の役割と摂取するメリット

 

妊娠前の葉酸の役割と摂取するメリット

 

妊娠中、胎児の発育に葉酸は重要な役割を果たしていますが、妊娠前に葉酸を摂取する必要はあるのでしょうか。

まず、葉酸の役割について説明し、不足するとどうなるかについて説明します。

 

妊活中かどうかに関わらず、葉酸は普段の生活を行う上で非常に重要な栄養素であることがわかるはずです。

葉酸は赤血球の成熟に必要な栄養素であるため、葉酸欠乏症を発症すると赤血球の数が減ってしまい、貧血を引き起こします。

 

また、血液中には成熟していない巨赤芽球と呼ばれる細胞が増えるため、葉酸の不足によって引き起こされる貧血を巨赤芽球性貧血と呼びます。

症状としては、息切れ、めまい、ふらつき、動悸、だるさなどの一般的な貧血症状が現れます。

 

貧血だけではありません。

葉酸が不足すると体内ではホモシステインと呼ばれる物質がたまるようになり、気分の落ち込み、認知機能の低下、幻覚・妄想などの精神症状を引き起こすことも知られています。

 

特に、妊活中や不妊治療中の女性は妊娠できるかどうかという不安で、心身ともにプレッシャーがかかります。

この状態で葉酸が不足することで心身の不調に拍車をかけてしまう可能性が高くなるのです。

 

葉酸は正常な細胞分裂を促す栄養素です。

不足すると舌が荒れ、舌のただれや味覚障害を引き起こします。

 

さらに、細胞の新陳代謝がうまく行かないことで、胃壁の荒れなどを引き起こし、胃腸障害などの原因にもなりえるため、注意しなければなりません。

葉酸は皮膚の新陳代謝にも関わる栄養素です。

 

葉酸が不足すると、皮膚の新陳代謝機能も働きにくくなるため、肌荒れなどの皮膚症状が出てきやすくなります。

体内の葉酸が不足してくると、ホモシステインが分解されず、血の中に多くなってしまうことはすでに述べました。

 

過剰なホモシステインは、神経症状や精神症状を引き起こすだけではありません。

血液中で過剰になったホモシステインが、悪玉コレステロールとくっつき、血液ドロドロの原因となり、それが血管にへばりついて、動脈硬化を引き起こす可能性があります。

 

葉酸不足による細胞分裂がうまくいかなくなることで、口内炎ができやすくなります。

リウマチの治療薬を飲む際、薬の副作用で葉酸不足になることが指摘されており、その際の症状でよく口内炎が起こることはご存知でしょうか。

 

そのため、リウマチの患者さんにはよく葉酸も合わせて処方されることが多いです。

このように、妊活中であるかどうかに関わらず、葉酸は人間の体にとってとても重要な役割を果たします。

 

そのため、妊娠前から葉酸サプリを摂取することが望ましいですし、妊活中であればなおさら重要です。

妊活中から葉酸サプリも摂取を進めるのは母体の為だけではありません。

 

葉酸は胎児の成長と細胞分裂にも関与しています。

そのため、葉酸が不足してしまうと、胎児の成長が遅れる可能性があります。

 

葉酸不足は、胎児の神経管の正常な発達を妨げます。

神経管障害(脊髄脊椎膜膨出症や無脳症など)を引き起こしてしまう可能性があります。

 

胎児の神経管は妊娠の早い段階から形成が始まります。

しかし、多くのママが妊娠に気づくのは妊娠4週~6週ごろです。

 

この時期は、神経管の形成が始まる時期でもあります。

つまり、妊娠がわかってから葉酸サプリの摂取を始めるのでは、間に合わない可能性が出てくるのです。

 

実際、厚生労働省は、妊娠を計画している女性は、赤ちゃんの神経管閉鎖障害の発症リスクを低減するため、妊娠の1か月以上前から妊娠3か月までの間、葉酸をはじめその他のビタミンなどを多く含む栄養のバランスがとれた食事が必要であると勧告しているほどです。

神経管を形成する妊娠初期に葉酸が不足することがないように、日頃から葉酸サプリを摂取することが望ましいのです。

 

妊娠初期の葉酸の役割と摂取するメリット

 

妊娠初期の葉酸の役割と摂取するメリット

 

妊娠前の葉酸の役割と葉酸サプリを摂取するメリットについて解説してきました。

ママが葉酸不足に陥るリスク以上に、妊娠に気づく前から始まる胎児の神経管の形成に影響を及ぼすため、妊娠前から葉酸サプリを摂取することが大切なことがわかりました。

 

では、妊娠初期における葉酸の役割や、葉酸サプリを摂取するメリットはどのようなことが考えられるでしょうか。

妊娠初期に葉酸が不足してしまうリスクは神経管障害だけではありません。

 

葉酸不足は、他の先天性欠損症のリスクを増加させる可能性があります。(例:口唇口蓋裂や心臓欠損症など)

また葉酸は胎児の細胞分裂に深く関わっているため、葉酸不足により胎児の成長が遅れてしまう可能性があります。

 

もちろん、葉酸が必要なのは胎児だけではありません。

ママにも葉酸が必要です。

 

葉酸は血液を作る際、大切な役割を果たしています。

葉酸は赤血球の生成に関与している栄養素です。

 

赤血球は、血液中の酸素を運搬する働きがあります。

赤血球が不足すると、酸素や栄養分を運搬することができなくなるため、貧血症状が起こってしまいます。

 

妊娠すると体に必要な葉酸が増えるため、貧血になりやすくなります。

葉酸が不足してしまうと妊娠性貧血のリスクが高まる可能性があります。

 

葉酸は細胞分裂の働きを活性化する働きがあり、脳や神経の細胞分裂にも関わっています。

葉酸不足によりその働きが弱まることで、脳の働きの低下が引き起こされます。

 

また、葉酸が不足すると体内ではホモシステインと呼ばれる物質がたまるようになり、気分の落ち込み、認知機能の低下、幻覚・妄想などの精神症状も現れてしまうこともあります。

特に妊娠中は、つわりなどの体の不調もあり、このような精神・神経症状を増幅する恐れがあるので注意が必要です。

 

葉酸は食事から摂取することはできますが、つわりや食欲低下などで満足に食事がとれない時期もあるでしょう。

そのような時でも葉酸サプリは気軽に葉酸を補給することができるのです。

 

妊娠中期~後期の葉酸の役割と摂取するメリット

 

妊娠中期〜後期においても葉酸はしっかりと摂取する必要があります。

葉酸は、細胞分裂や繁殖に重要な役割を持つ核酸(DNA、RNA)の成分となるプリン、ピリミジンの合成を促進する働きがあります。

 

つまり、葉酸は細胞分裂や増殖に重要な役割を持っているのです。

葉酸が欠乏すると、成熟中の細胞がまず障害を受けるため、上述したような症状の原因となります。

 

妊娠すると、母体はもちろんですが、胎児にも葉酸が必要となります。

そのため、葉酸は通常時よりも必要量が増えますので、意識的に葉酸を摂取していく必要があるのです。

 

赤血球をつくるために大事な役割を果たす葉酸は、妊娠中期以降も大切な栄養素のひとつとなります。 

そして、お腹の赤ちゃんの成長にあわせてお母さんは様々な栄養素を十分に摂取する必要があります。

 

日本産科学会による産婦人科診療ガイドラインにおいても、妊婦に必要とされる葉酸の付加量を考慮し、妊娠期間を通じてサプリメントを継続して摂取しても良いとされていますので、継続的にしっかり栄養補給することがおすすめです。

 

授乳中の葉酸の役割と摂取するメリット

 

授乳中の葉酸の役割と摂取するメリット

 

無事出産した後も、赤ちゃんの成長に葉酸は必要不可欠です。

葉酸が細胞分裂に重要な役割を果たしていることはすでにお伝えしました。

 

それは赤ちゃんにとっても同じです。

葉酸が不足してしまうと、赤ちゃんの発達異常につながってしまうことも考えられます。

 

葉酸は赤ちゃんの成長にも関わる重要な栄養素なので、赤ちゃんもしっかり摂取する必要があるのです。

赤ちゃんは成長に必要な栄養補給を基本は母乳に頼っています。

 

そのため、母乳中に十分な葉酸を含ませるためにも、母親がしっかりと葉酸を摂取しておく必要があるのです。

 

効果的な葉酸サプリの飲み方は?必要な葉酸摂取量も解説

効果的な葉酸サプリの飲み方は?必要な葉酸摂取量も解説

 

ここまで、時期別に葉酸の役割と葉酸サプリを摂取するメリットについて解説してきました。

ここからは、効果的な葉酸サプリの飲み方や、必要量について説明します。

 

葉酸サプリの摂取方法や用量について悩んでいる人はぜひ参考にしてください!

 

時期別の必要な葉酸摂取量

 

1日の葉酸摂取の推奨量や必要量、上限量をまとめました。

 

状況 年齢 葉酸の1日推奨

摂取量

葉酸の推定平均

必要量

葉酸の1日摂取

上限量

成人男女(通常時) 18~29歳 240μg 200μg 900μg
成人男女(通常時) 30~49歳 240μg 200μg 1,000μg
成人男女(通常時) 50~64歳 240μg 200μg 1,000μg
成人男女(通常時) 65~74歳 240μg 200μg 900μg
妊活中 240μg+400μg
妊娠初期 240μg+400μg
妊娠中期~後期 240μg+480μg
授乳期 240μg+340μg

 

上の表を見てわかるように、妊活中や妊娠期間中、授乳期は葉酸を意識的に摂取する必要があります。

そのため効果的に葉酸を摂取できるサプリメントを上手に使う必要があるのです。

 

例えば、妊娠中は葉酸を240μg+400μg必要です。

推奨摂取量と同様、摂取上限量にも注意を払う必要があります。

 

ここからは、葉酸の過剰摂取について解説していきます。

妊活中や妊娠中の方はもちろん、そうでない人も葉酸の過剰摂取についても知っておくとよいでしょう。

 

通常の食事で、葉酸の過剰摂取による健康障害があったという報告はありません。

また葉酸自体に毒性はなく、過剰摂取しても体外に排泄されるため、食品から摂る分には心配はないといわれています。

 

ただし、サプリメントなどで過剰に摂取することには注意が必要となります。

葉酸は1日に摂取する「上限量」が決められています。

 

男女ともに1日の摂取量は18〜29歳なら900µg、30歳〜49歳なら1,000µgを超えないことが推奨されています。

では、上限量を超えて過剰に摂取してしまうと、どうなってしまうのでしょうか。

 

葉酸の過剰症としては、発熱・じんましん・かゆみ・不眠症・下痢や吐き気などの消化器系の症状などが報告されています。

亜鉛の吸収阻害を起こす可能性があったり、ビタミンB12欠乏による神経障害の発見が遅れてしまう恐れもあります。

 

このように、命に関わるような重大なものはとくにありませんが、日常的な過剰摂取は避けた方がよいでしょう。

妊娠中の方はさらに、過剰摂取による副作用のリスクがあるため注意が必要です。

 

妊娠中期以降にも葉酸を上限量を越えて1日に1000µg以上摂取し続けていると、赤ちゃんが生まれた後、将来小児ぜんそくなどのアレルギー症状を起こすリスクが高まるという報告があります。

科学的にエビデンスがはっきりと示されているわけではありませんが、過剰な葉酸摂取が原因かもしれないと考えられている以上、過度の葉酸摂取は控えるべきです。

 

規定量のみを摂取するようにしておきましょう。

 

葉酸サプリは1日何回に分けて飲む?

葉酸サプリは1日何回に分けて飲む?

 

葉酸の推奨摂取量を補給するには葉酸サプリの摂取が効果的です。

では、葉酸サプリの効果的な飲み方はあるのでしょうか。

 

葉酸サプリを1日何回かに分けて飲む方が効果が期待できるのでしょうか。

それとも1回で1日量をまとめて飲んでしまった方がよいのでしょうか。

 

ここからは、葉酸サプリの効果的な服用回数について解説していきます。

葉酸は水溶性ビタミンであるため、体内にとどまる時間が短いです。

 

そのため、吸収しきれなかった葉酸は、摂取から数時間後には尿として排泄されてしまいます。

そのため体内に葉酸が長くとどまるために、2〜3回に分けて飲むとより効果的です。

 

多くの葉酸サプリメントは、1日に複数個が目安の摂取量となっており、特に飲むタイミングなどは決まっていません。

「朝食後と就寝前」「毎食後」というように、葉酸が身体に吸収される機会を増やしてみるのもおすすめではないでしょうか。

 

食前・食中・食後、いつ葉酸サプリを飲む?

 

葉酸サプリは、1日1回で飲んでしまうより、1日2~3回に分けて服用した方が良いことがわかりました。

では、食前・食中・食後ならいつ葉酸サプリを飲めばよいのでしょうか。

 

もちろん、葉酸サプリは医薬品ではなくあくまでもサプリメントなので、服用時点は決まっていません。

いつ飲んでも良いことにはなっています。

 

では、いつ飲んでも効果は一緒なのでしょうか。

ここからは、葉酸サプリのおすすめの服用時点について解説していきます。

 

結論からいえば、葉酸サプリの服用時点は自身の体調によります。

例えば、妊娠中はつわりで食事量が少なかったり、子宮によって胃が圧迫されるなどして、胃腸の働きが弱るケースも少なくありません。

 

このような場合は、まず葉酸サプリを摂取することが重要です。

胃腸への負担を減らすため、葉酸サプリは食後30分以内に飲むようにしましょう。

 

食後であれば、食べ物を消化するための胃酸を上手に使えるので、サプリを消化しやすくなります。

逆に、体調に問題ない場合は食前や就寝前が良いでしょう。

 

食前や就寝前は、比較的胃の中が空っぽな状態であることが多いでしょう。

このような場合に葉酸サプリを飲むことで、吸収率が高まることが期待できます。

 

また、就寝前に葉酸サプリを摂取することで、睡眠中の成長ホルモンの分泌サポートも期待できます。

ただし、このタイミングで葉酸サプリを飲むことで、胃に負担を感じる方は前述した食後のタイミングに切り替えてください。

 

葉酸サプリは水以外でも飲んで良い?

葉酸サプリは水以外でも飲んで良い?

 

葉酸サプリの摂取回数や服用時点はわかりました。

では、葉酸サプリは水以外の飲料で摂取しても良いのでしょうか。

 

結論からいえば、葉酸サプリは水か白湯で摂取すべきです。

他の飲料で葉酸サプリを摂取することはおすすめできません。

 

例えば、朝のコーヒーや昼下がりの紅茶で一緒に、といったように、カフェインを含む飲料で葉酸サプリを摂取してしまうとどうなるのでしょうか。

実は、カフェインは葉酸の吸収を阻害してしまうことがわかっています。

 

せっかく葉酸サプリを摂取していても、飲み方で吸収を阻んでいたらもったいないのではないでしょうか。

コーヒーや緑茶、紅茶以外にもカフェインが含まれている飲み物はコーラやエナジードリンクなどもありますので注意が必要です。

 

また、葉酸は水溶性のビタミンで水に溶けやすいのが特徴です。

葉酸をしっかり吸収するためにも、相性の良い水か白湯での摂取をおすすめします。

 

葉酸サプリと他のサプリや薬は併用可能?

 

葉酸サプリは、他のサプリメントや薬と併用しても大丈夫なのでしょうか。

まず、葉酸サプリは、葉酸だけでなく、いろいろな栄養素を含んでいることを把握しておく必要があります。

 

その上で、葉酸サプリに含まれていないような成分を含んだサプリメントであれば併用に問題はありません。

しかし、他の葉酸サプリや妊婦向けのサプリメント等の場合は、成分が重複している可能性があり、注意が必要です。

 

薬を服用している際は、サプリメントのような栄養機能食品を併せて摂取すると、薬の作用が強まったり、弱まったりする場合があります。

葉酸サプリの摂取前に、かかりつけの医師・薬剤師にご相談いただくことをおすすめします。

 

自分に合った葉酸サプリの選び方は?葉酸の含有量に注目!

自分に合った葉酸サプリの選び方は?葉酸の含有量に注目!

 

ここまでで、葉酸を効率よく摂取するためには葉酸サプリの服用が効果的であることがわかりました。

とはいえ、葉酸サプリは多くのメーカーが販売しています。

 

どのメーカーのサプリを選べばよいのでしょうか。

ここからは、自分に適した葉酸サプリの選び方を紹介します。

 

葉酸サプリに興味はあるけど、どのサプリを選べばよいかわからない、という人はぜひ参考にしてください!

 

葉酸の含有量を確認する

 

葉酸サプリの主成分は、いうまでもなく葉酸です。

葉酸サプリを選ぶうえで、葉酸の含有量にはぜひ注目してください。

 

妊活中や妊娠初期は通常の食事で補給する240μgの葉酸に加え、葉酸サプリで400μg必要です。

そのため、400μgの葉酸を摂取できるサプリがおすすめです。

 

また妊娠中期〜後期は480μg、授乳期は340μgとなります。

mitasuシリーズやエレビットシリーズなど、妊活中、妊娠の時期、授乳期など、時期によって葉酸の含有量を変えるメーカーもありますので、ぜひ参考にしてください。

 

葉酸以外の成分をチェックする

葉酸以外の成分をチェックする

 

妊活や妊娠中に必要な栄養素は葉酸だけではありません。

鉄分・ビタミンB群・ビタミンC・亜鉛・カルシウムなど色々な栄養素が必要となります。

 

これらの栄養素は、普段は食事で摂取することが可能ですが、妊娠中はつわりなどによる食欲低下が起こってしまうかもしれません。

そのため、葉酸だけでなく、妊娠中に必要な栄養素もサプリで補うことができれば安心です。

 

ベルタ葉酸サプリのように、美容成分を含むなど、女性に嬉しいメリットのあるサプリメントもあるので、しっかりとチェックするようにしましょう。

葉酸サプリを選ぶ際は、葉酸以外に摂取できる栄養素も確認しておくとよいでしょう。

 

またパートナーの男性向けの葉酸サプリもありますので、夫婦で妊活を頑張る場合には検討してみてもよいのではないでしょうか。

 

購入を続けやすい価格かどうかチェックする

 

葉酸サプリを選ぶうえで、サプリメントの値段も選ぶポイントの1つではないでしょうか。

葉酸サプリは妊活中、妊娠中は続けなければ意味がありません。

 

あまりにサプリの値段が高いと、家計を圧迫してしまい続けられなくなるかもしれません。

また高額だからといって、必ずしもそれがいい葉酸サプリであるとは限りません。

 

逆に安すぎる葉酸サプリは、葉酸の用量が極端に少なかったり、製造にあたって認可を受けていない可能性もあります。

 「GMP認定工場」の承認を受けていない葉酸サプリは品質が保証されていませんので、あまりお勧めできません。 

 

非認定工場で生産されるサプリメントは、作成途中で有害物質や汚染物質が混入する場合があります。 

GMP認定工場ではこのような製造工程での不手際は認められず、厳密な品質管理のもとで製造されます。

 

一般的に1日あたり150円以下の値段が、コスパもよく続けることのできる目安といえるのではないでしょうか。

葉酸サプリを選ぶ際は、1日150円以内のコストかつGMP認定されているものを選ぶようにしましょう。

 

また、サプリによっては、通販だけでなくドラッグストアで購入できる場合もありますので、自分のライフスタイルに合わせて選ぶようにしておきましょう。

 

飲みやすい形状かどうか確認する

飲みやすい形状かどうか確認する

 

葉酸サプリを選ぶうえで、飲みやすさは非常に重要です。

妊娠中はつわりが起こりやすく、食欲も低下します。

 

体調によっては、サプリメントの大きさが気になって服用できない場合もあるでしょう。

どんなに良いサプリメントであっても、飲むことができなければ意味がありません。

 

葉酸サプリに限らず、サプリメントを選ぶ際は味や形状についても気を付けておく必要があります。

葉酸サプリは毎日飲み続けなければなりません。

 

そのため、味や形状は飲みやすい方がいいでしょう。 

妊娠中やつわりの時期は感覚が敏感になり、錠剤の匂いや大きさ、数の多さで吐き気を催す場合も考えておくべきです。

 

まとめ

まとめ

 

今回は、葉酸サプリはいつまで飲めばよいのかという疑問について解説してきました。

葉酸は母体だけでなく胎児にとっても必要です。

 

葉酸は普段の生活でも摂取できるので、特別に葉酸サプリまで摂取する必要はないという考え方もありますが、実際は葉酸を食事だけで摂取するのは困難です。

特に妊活中から授乳期までは通常よりも多く葉酸が必要になるので、葉酸サプリで効率よく摂取するとよいでしょう。

 

実際、厚生労働省もきちんと見解を出しているように、妊活中から授乳期まで葉酸は積極的に摂取する必要があります。

葉酸には、神経管閉鎖障害などの胎児の先天性異常を防ぐ効果は実証されていますし、他にも口唇口蓋裂や心臓欠損症などの胎児の先天性異常を防ぐにも多くのメリットもありますので、ぜひ摂取するようにしておきましょう。

 

妊娠中期以降も胎児の成長や母体の体調を維持する上で、葉酸は重要な役割を果たしています。

葉酸が不足してしまうと、貧血や精神症状、動脈硬化、消化管異常、皮膚症状などいろいろな悪影響が出てきてしまいます。

 

出産後も赤ちゃんの成長には葉酸が欠かせません。

葉酸サプリには、葉酸だけでなく妊活や妊娠中に必要なビタミンやミネラルなどを必要量補給できます。

 

葉酸は食事だけで必要量を摂取することは難しいので、葉酸サプリも活用して必要量を摂取するようにしてください。

ただし、上限量を超えた葉酸の過剰摂取はリスクになるので注意してください。

 

葉酸サプリは毎日服用する必要があります。

葉酸は水溶性ビタミンのため、水か白湯で1日2〜3回に分けて摂取するように心掛けましょう。

 

コーヒー、紅茶などカフェインを含む飲料との併用は、葉酸の吸収が阻害されてしまうためおすすめできません。

葉酸サプリは、他のサプリメントとの併用は成分がかぶっていなければ問題ありません。

 

ただし、薬との併用は、必ず医師や薬剤師に相談するようにしてください。

多くの葉酸サプリが発売されていますが、葉酸の含有量や葉酸以外の成分、価格、安全性を見極めて、自分にあった葉酸サプリを見つけるようにしてください!

 

 

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